パクチーの宝塚日記

宝塚ファンのパクチーによる観劇記録
大劇場公演は全組見る派(注意:たまに辛口)

スカピン感想 あーちゃん芝居編

あくまで個人の感想であり、ひいきにしているジェンヌさんをけなすこともあるかもしれませんので、贔屓を悪く言われるのが許せない方は閲覧禁止!


綺咲 愛里さんのお芝居への感想を書いていきます。
(歌は前回書きました)


マルグリットの役は彼女の個性と合わない役なのでところどころ無理してるような印象を受けました。
宝塚ってそうなんですよね。
基本的にトップ男役さんに役を合わせてくるから、娘役さんの方が色々合わせて行かないといけないので、自分の持ち味と違う役をすることも多くて大変そうです。


マルグリットは 気が強くて、芯が強くて、プライドも高そう、大人っぽい 
 的な印象のある役ですよね。
私の思うあーちゃんの持ち味とはちょっと違うかなと。。。
どちらかというと、少女的な愛らしさが魅力だと思うんです。容姿もかわいらしいですし。



1.セリフ回し
大人っぽく、気が強く しゃべろうとして多少声を作ってるように感じました。
そのせいかところどころ滑舌があやうかったです
あとはどうしても気が強くしゃべるぞ!と無理をしている印象を受けました。
ちょっと気が強いというかいじわるに芝居が入っていました。(主にショーブランとの掛け合い)
たぶんあーちゃん本人が人にナチュラルに強くあたるタイプではないのかなと思いました。だからか言いなれていない感じは受けました。


2.メイク
今回のメイクが苦手なのは私だけでしょうか?
眉や目を釣り目にして、強い女性を無理やり書いてる感じがありました。




色々偉そうに書いてしまいましたが、、、、
これはあーちゃんが悪いわけでは全然ないと思うんです。
演出家を含め周りの大人の指示だと思うからです

メイクに至っては小池先生のこだわりとスカステインタビューで言ってましたし。


マルグリットのセリフや芝居に関しても、
代々のマルグリットのように演じていました。
2代目マルグリットは遠野さんの完コピ感があったので、あれがマルグリットの雛型なのでしょう。
ただ遠野さん蒼乃さんのお二人の持ち味がマルグリットに近くあーちゃんが離れていたのかなと。


でもさ!!あーちゃんにはあーちゃんの良さがあるんだから
あーちゃん発信の新しいマルグリットがいてもいいじゃん!

可愛らしくてちょっとドジで、パーシーへの怒りをかわいくぶつけちゃうマルグリットがいてもいいと思うんですけどね。
再演ものの難しさというか、周りが許さなかったのかなと。


紅パーシーが歴代に比べて、若さと軽やかさを持っているのに対し、
あーちゃんマルグリットが歴代同様の大人っぽい芝居をしていたので
二人の掛け合いのシーンで、若干の年齢差を感じてしまったのがちょっと残念です。