パクチーの宝塚日記

宝塚ファンのパクチーによる観劇記録
大劇場公演は全組見る派(注意:たまに辛口)

スカピン感想 あーちゃん

あくまで個人の感想であり、ひいきにしているジェンヌさんをけなすこともあるかもしれませんので、贔屓を悪く言われるのが許せない方は閲覧禁止


今回はマルグリットを演じられた


綺咲 愛里さん
について書きたいと思います。(以下あーちゃん)


もうね、、、あーちゃんには、、、


よくぞ ここまで頑張った!!!


という拍手を送りたいと思います。


新生 星組でスカピンをやるとなった時に、一番不安視されていたのが
あーちゃんの歌だったのではないでしょうか?
マルグリットは歌姫という設定ですし、先代までのマルグリットも歌うまの
娘役さんが演じられています。


一方、あーちゃんは実力(歌うま)でのし上がって来たというよりは
生まれ持った美しさや愛くるしさで輝いてきたジェンヌさんだと思います。
歌は正直苦手だと印象があります。苦手というより下手という印象さえありました。
「まぁ、あーちゃんはかわいいから、歌は別にいいよ」みたいに思ってました。
(というか諦め)


今回舞台を見て、、、
すごく上手くなってる・・・!!!


ととても感動しました。
上手いと言っても、正直トップ娘役ならこのくらい歌えて当然レベルだと思いますし、
他の3組(宙は不在)のトップ娘役と比べても一番下手くらいだと思いますが、
本人比でとても成長しているのが分かりました。はっきりわかりました。


私たちファンは勝手なもので、歌が下手なんだから努力しろ!化粧うまくなれ!
痩せろ!ダンスもっと努力しろ!だのジェンヌさんにしばしば努力することを期待し、
改善されていなければ(しかも短い期間で判断して)努力が足りない!!と
叩きがちですよね。私も人の事言えません。


でも当人たちは毎日努力の連続だと思うんです。もがいて苦しんで、でもすぐにはうまくならなくて・・・の日々だと思います。プロなんだから当然と言ってもプロだって人間です。


そんな中、短い期間でしっかりスカピンに歌を間に合わせてきた、あーちゃんは
すごい努力をしてきたんだろうなというのが伝わってきて
はじめて見たときは感動して泣きそうになったくらいでした。
先代、先々代の歌うまのマルグリットのプレッシャーも相当だったと思います。
あーちゃんの歌声に拍手!!!


長くなったので(あーちゃん芝居編に)続く(かも)・・・












スカピン感想② 紅さん編1

では一人一人の感想を書いていきます。
あくまで個人の感想であり、ひいきにしているジェンヌさんをけなすこともあるかもしれませんので、贔屓を悪く言われるのが許せない方は閲覧禁止!



パーシー役
紅ゆずるさん


紅さんのお披露目は絶対スカピンがいい!と思っていたのでとても楽しみでした!
なんとなく自分の印象では紅さんはスカピンの新人公演で急に火がつきブレイクした人という印象です。
新人公演のあの伝説のあいさつだけで人気が出たイメージだったのですが、
新人公演の映像を見ると、初主演とは思えないほど伸び伸びと楽しそうに
演じていて「挨拶だけじゃなかったんだ(失礼)」「新人公演でここまで楽しんでいるのはすごい・・大物だ」と思ったのを覚えています。


2010年の月組新人公演でのたまきちの固い演技と比べるとその差は明らかでした。
(まあたまきちはまだまだ下級生で演じていたのでしかたないけれど)


ちなみに紅さん、大劇場での初台詞はスカピンの一つ前の作品だそうです。
初台詞の次が進行初主演なんて!すごいですね。
組のプロデューサーも「べにはこべだから紅にやらせてみようw」みたいな軽いつもりで役を振ったら、大当たりしたっていう感じなんでしょうか?


とにかくパーシーは紅さんの当たり役!
アドリブも毎回違うみたいで、バリエーションもかなりあるみたいです。
歌はうまい方ではないと思うので心配していたのですが、頑張っていたと思います。
(先代、先々代のパーシーがうますぎるから比べてはいけない)
とうこさんときりやんさんのパーシーは年齢感も上の方で落ち着いた印象でしたが、
紅パーシーは若さあふれる感じでまた違った印象を受けました。


今までのパーシーはマルグリットに嘘をついているシーンでは
「なんか冷たすぎる!!」「ひどい!!」
という印象を持っていましたが、
紅さんのパーシーはいい意味で軽さがあったのでマルグリットに冷たくするシーンも
そこまで冷酷な印象を受けずとてもよかったと思います。
軽さは紅さんのいい持ち味ですね。


紅さんの気になった点は滑舌です。
たぶん彼女はラ行は苦手なんだと思うのですが
よく出てくる「パリ」「われわれ」などの単語がたまに聞こえづらかったです。
口内炎ができた人みたいな滑舌になっている所がありました。


紅さんの魅力の一つ「面白さ☆」
アドリブは毎回長いし、今までのスカピンにはなかったところにもアドリブが増えていて
(マリーに絵をかいてもらう所など)
面白いです!さすが紅さん!と個人的には大好きですが・・・


やりすぎ


という意見もちらほら見ますね。
まあそうでしょう。紅さんは正統派ジェンヌというよりは人柄含めてファンになってしまうタイプのジェンヌさんだと思うので、
実力派ジェンヌ・正統派ジェンヌが好きなタイプの方には苦手と思われるタイプかと思います;;


ショーブランのまじめなシーンでもグラパンがふざけていたりして、自分でもやりすぎでは?と思う所はありました。(笑ってましたけどね。)
そんなシーンでも笑わずに芝居の芯をもって演じていた礼真琴さんはすごい!
紅さんがやりすぎ!と感じた派の方はみんな礼さんのファンになったんじゃないかと思いますね。


そういえば紅さんが新人公演の時のインタビューで
とうこさんに「グラパンのシーンでふざけすぎ」と注意された話をしていた気がします。
紅さんは、あくまでお芝居の中のシーンだということを忘れ
いかに笑いを取るかしか考えていなかった・・・と反省したとおっしゃっていました。


反省してない(;;)


とうこさんの言った事わすれてる~~


でも私は暴走グラパン好きですけどね。








星組 スカーレットピンパーネル感想 ①

先日 星組公演 スカーレットピンパーネルを観劇いたしました!
スカピンといえば、2008年に星組安蘭けいさん、遠野あすかさんの
実力派コンビで上演された名作ですね!


ちなみに2010年には月組の霧矢さんで再演されています。
約7年ぶりのスカピン!期待せずにはおれません!!


今回はロベスピエールの出番が増えています。
これは3番手のかいちゃん(七海)への配慮だと思うのですが、
ぶっちゃけかいちゃんアルマンでもよかったような・・・。


弟ということであまり上級生には役が振れなかったのかとは思いますが、
かいちゃんは組替えしてきたこともあり、星組で見るとフレッシュ感がありますし、
若く見えます。
何よりアルマンのダメかわいさとかいちゃんの持ち味って近いと思うんですがね~。
なんだか誠実すぎてすくしゃべっちゃうところとか!
かいちゃんアルマンも十分ありだったかと。