パクチーの宝塚日記

宝塚ファンのパクチーによる観劇記録
大劇場公演は全組見る派(注意:たまに辛口)

スカーレットピンパーネル感想⑤ ロベスピエール編

あくまで個人の感想であり(しかも好みが偏っている!!)、ひいきにしているジェンヌさんをけなすこともあるかもしれませんので、贔屓を悪く言われるのが許せない方は閲覧禁止!


本日は
ロベスピエール役のひろきのお兄様こと


七海ひろきさん


(個人的な)感想を書いていきたいと思います。


かいちゃーん!!


ビジュアル100点!!完璧!!
写真を見たときからもう完璧だと思っていたのですが、
動いているとさらに完璧。


若干お化粧が青白く(お化粧じゃなくてかいちゃんが白いのでしょうか?)
そこもロベスピエールの将来(ギロチンで死ぬ)を示唆しているようでいい感じです。
そんなちょっとはかない雰囲気も良かったです。


場面にロベスピエールがいたら、どうしてもそこばかり見てしまってました。
オペラグラス独占状態です。


映像ではがっつり映らないだろうからぜひ
劇場で見てほしいロベスピエールの名シーン



①栄光の日々のシーン
主にショーブランが歌っている所なのですが、ここでのロベスピエールの動き・表情が素晴らしいです。今回のスカピンで一番好きな所です。
革命の熱さや輝きなどの歌詞の所は、すごく笑顔なんです。たぶん本作でRobespierreが笑顔を見せてくれるのはこのシーンだけです。
すごくキラキラしたいい笑顔を見せてくれます。
しかしそのごの「♪栄光の日々はどこへいった♪」からは、表情が暗くなり、伸ばした手は宙をつかみ、、、放心状態のような表情や絶望の表情になります。
私が見たときは、声こそは聞こえませんが怒りや悔しさでちょっと叫んでるようにも見えました。
その後ふらふらとギロチンの後ろに行き、消えていきます。
ギロチン越しに見るロベスピエールの背中は鳥肌もんです。
たぶん映像には礼さんが中心に映されると思うので、劇場でぜひご覧ください。


②1幕の終わり
一幕の終わりで幕が下がるときに、ロベスピエールが胸の前にある手の
ゆっくりと折っていきます。
その時のが長くて本当に美しい!!男役の美を堪能できます。


そんなビジュアル100点!表現力100点!のかいちゃんですが弱い部分がありますね。



・・・歌


残念(><)
ロベスピエールの信念・・・すごくいい歌だと思うのですが、
かいちゃんじゃない人で聞くともっといい歌なんじゃないかなーっ、歌うまさんで聞きたいなーって思ってしまいました。
だいもんのロベスピエールが楽しみですね。


芝居もなんだかしゃべらないほうが威厳がある感じもありました。
ブリドリなどでの芝居は悪くないと思ったので、ひょっとすると声を張った状態での芝居が不得意なのかなって思いました。(ロベスピエールは低い声で張ることも多いから難しいと思います。)


かいちゃんはあんなに美しくて表現力があって人気もあって、ブリドリも面白くて、キャラも濃くて・・・なのに今下級生の礼さんのもとで3番手をしているというのは
やはりのせいなのだろうか・・・。










スカピン感想④ 礼真琴さん編

あくまで個人の感想であり(しかも好みが偏っている!!)、ひいきにしているジェンヌさんをけなすこともあるかもしれませんので、贔屓を悪く言われるのが許せない方は閲覧禁止!


今回は二番手スター礼真琴さん


の感想を書いていきたいと思います!



礼さんの感想・・・それは一言。


完璧
です。


なんでこの方はこんなに仕上がっているのでしょう?
不思議です。若いのにすごい、、、


まだまだ私も知らないスターさんがいますが、私は礼さんが
今一番宝塚で歌が上手い(歌を聞きたい)ジェンヌさんだと思っています。




そして彼女のすごいところは歌が上手いだけではなく
芝居もできる
所。


完璧ですな。


ショーブランが歌い始めた瞬間から、鳥肌がたつようなすごみがありました。
一瞬で劇場を支配してしまう歌声でした。


紅パーシーがふざけて柔らかくした劇場の空気を
一気にシリアスにもっていくパワーがありました。
並みのジェンヌさんだと難しいと思います。


礼ショーブランがキリッとところどころで締めてくれるからこそ、
紅パーシーは思いっきりアドリブもできているんだろうし
スカーレットピンパーネルという作品がなりたっていると思いました。




ショーブランと言えば、柚希さんのハマり役です。
私の周りにも「まこっつぁんもよかったけど、やっぱりちえさんよね」と言ってる方もいましたが、私個人は礼さんのショーブランの方が好きでした。
もうこのお二方のショーブランはそれぞれの好みでしょうね。
お二人とも素晴らしいです(私個人ではまさおショーブランが一番好きとは言えない)



礼さんは実力的にはいつどこでトップになってもおかしくないと思います。
こういうタイプはまじめで、しゃべらせるとつまらなそうですが、
カフェブレイクを見る限りしゃべりも面白い!完璧ですな。


難癖をつけるとしたら、容姿が若いこと!(まだ若いんだから当たり前!)
実力(芝居や歌)の割に若くてちょっぴり違和感。。。
童顔だというのは最近気にならなくなってきたのですが、肌のピチピチ感が
芝居や声質の落ち着きと差があって違和感を感じてしまうのだと思います。
タカラジェンヌは年を取らないですがね
すぐにでもトップになれると思いますが、もう少し年齢を重ねた礼さんも見たいので、少ししてからトップになってほしいかなと。







スカピン感想 あーちゃん芝居編

あくまで個人の感想であり、ひいきにしているジェンヌさんをけなすこともあるかもしれませんので、贔屓を悪く言われるのが許せない方は閲覧禁止!


綺咲 愛里さんのお芝居への感想を書いていきます。
(歌は前回書きました)


マルグリットの役は彼女の個性と合わない役なのでところどころ無理してるような印象を受けました。
宝塚ってそうなんですよね。
基本的にトップ男役さんに役を合わせてくるから、娘役さんの方が色々合わせて行かないといけないので、自分の持ち味と違う役をすることも多くて大変そうです。


マルグリットは 気が強くて、芯が強くて、プライドも高そう、大人っぽい 
 的な印象のある役ですよね。
私の思うあーちゃんの持ち味とはちょっと違うかなと。。。
どちらかというと、少女的な愛らしさが魅力だと思うんです。容姿もかわいらしいですし。



1.セリフ回し
大人っぽく、気が強く しゃべろうとして多少声を作ってるように感じました。
そのせいかところどころ滑舌があやうかったです
あとはどうしても気が強くしゃべるぞ!と無理をしている印象を受けました。
ちょっと気が強いというかいじわるに芝居が入っていました。(主にショーブランとの掛け合い)
たぶんあーちゃん本人が人にナチュラルに強くあたるタイプではないのかなと思いました。だからか言いなれていない感じは受けました。


2.メイク
今回のメイクが苦手なのは私だけでしょうか?
眉や目を釣り目にして、強い女性を無理やり書いてる感じがありました。




色々偉そうに書いてしまいましたが、、、、
これはあーちゃんが悪いわけでは全然ないと思うんです。
演出家を含め周りの大人の指示だと思うからです

メイクに至っては小池先生のこだわりとスカステインタビューで言ってましたし。


マルグリットのセリフや芝居に関しても、
代々のマルグリットのように演じていました。
2代目マルグリットは遠野さんの完コピ感があったので、あれがマルグリットの雛型なのでしょう。
ただ遠野さん蒼乃さんのお二人の持ち味がマルグリットに近くあーちゃんが離れていたのかなと。


でもさ!!あーちゃんにはあーちゃんの良さがあるんだから
あーちゃん発信の新しいマルグリットがいてもいいじゃん!

可愛らしくてちょっとドジで、パーシーへの怒りをかわいくぶつけちゃうマルグリットがいてもいいと思うんですけどね。
再演ものの難しさというか、周りが許さなかったのかなと。


紅パーシーが歴代に比べて、若さと軽やかさを持っているのに対し、
あーちゃんマルグリットが歴代同様の大人っぽい芝居をしていたので
二人の掛け合いのシーンで、若干の年齢差を感じてしまったのがちょっと残念です。